【口頭発表】油入変圧器に使用される絶縁紙の劣化とフルフラールの関係

<概要>
油入変圧器の経年劣化度診断は、機器の信頼性の確保から重要な問題となっている。そこで最近では、コイル絶縁紙が劣化した時の機械的性質、平均重合度が低下する割合とCO+CO2生成量との関係に相関性がえられることから、油中ガス分析を行い、変圧器の経年劣化診断を行っている。一方、絶縁紙が劣化すると、常温で液体のフルフラールが生成し、これと劣化度の関係も注目されている。本報告では、絶縁紙、油浸紙を様々な条件で過熱し、その時生成するフルフラールとCO+CO2および平均重合度の関係をまとめた。

平成2年電気学会全国大会(1990年3月)にて発表。

タイトル:
「油入変圧器に使用される絶縁紙の劣化とフルフラールの関係」
著者:
後藤勝彦, 張替武司, 太田延幸, 月岡淑朗(ユカインダストリーズ)

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