<概要>
油入変圧器のシール材は、長期間の使用により劣化が進行し、密閉性が低下して油漏れが発生する可能性があります。そこで本研究では、撤去変圧器からシール材を採取して、その劣化様相を調査しました。その結果、いずれの試料も寿命点に達していなかったものの、経年により、シール材が劣化し、永久ひずみ率が増加することが確認されました。また永久ひずみ率と引張特性の間には相関関係が認められたことから、劣化メカニズム解明につながる可能性が示されました。
平成31年電気学会全国大会(2019年3月)にて発表。
タイトル:
「油入変圧器シール材の経年劣化調査(その3)」
著者:
富永英明, 柳拓也(東北電力)
佐藤学, 小西義則, 長谷川真之(ユカインダストリーズ)
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