2021年3月に開催された電気学会全国大会のシンポジウム「電気電子・絶縁材料分野における量子化学計算の適用と今後の展望」にて、講演を行いました。講演では、まず、電力システムにおける液体絶縁材料である電気絶縁油の役割や重要性について触れたうえで、新しいアプローチとしての量子化学計算利用の必要性について述べました。続いて、当社の最新の研究内容として、エステル油を対象とした量子化学計算を用いた脂肪酸エステルと水分子のテラヘルツ吸光に対する検討結果と、反応速度論を用いたエステル分子の熱分解機構の解析結果について紹介しました。

タイトル：
「液体絶縁材料の解析における量子化学計算を利用したアプローチ」
著者：
加藤雅道(ユカインダストリーズ)
松本聡(芝浦工業大学)

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