<概要>
当社では、変圧器の異常診断や劣化診断の技術開発のために、変圧器のタンク振動を測定し、解析しております。本研究では、変圧器稼働中の負荷変動が、タンク振動による診断手法に影響するかを調査するために、負荷電流および励磁電圧を変化させた場合の電源系周波数成分と機械系周波数成分に及ぼす影響を検討しました。その結果、電源系周波数の振動強度は、電流・電圧に対して依存性があり、測定するタンク面や使用するタップによって異なっているのに対し、機械系周波数成分は、電流・電圧依存性が小さく、測定面やタップによる影響がないことがわかりました。稼働中の変圧器を診断する手法として機械系周波数成分を指標とすることが適していることを示しました。
平成30年電気学会 電力・エネルギー部門大会(2018年9月)にて発表。
タイトル:
「特高用変圧器のタンク振動に及ぼす電流と電圧の影響」
著者:
小西義則, 加藤雅道, 長谷川真之(ユカインダストリーズ)
青山光, 小貫素彦, 鈴木秀康(東日本旅客鉄道)
松本聡(芝浦工業大学)
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