＜概要＞
停止中の変圧器の電気回路に高周波パルスを印加し、周波数を掃引して伝達関数の周波数依存性を解析することで鉄心や巻線の劣化や異常を検知する手法(FRA)が検討されている。それに対し、稼働中の変圧器のタンク振動を解析することで、その劣化や異常を検知する手法を開発する目的で、変圧器振動について基礎的研究を行っている。今回、稼働中の変圧器振動を測定し、変圧器タンクが交流電源の整数倍の周波数で共鳴振動していることを確認し、それとは別な電源周波数の非整数倍の振動も捉えることができたので、その結果を報告する。

平成28年電気学会　電力・エネルギー部門大会(2016年9月)にて発表。

タイトル：
「高経年変圧器のタンク振動の実測」
著者：
北川寛, 荻原慧, 松本聡(芝浦工業大学)
小西義則, 加藤雅道(ユカインダストリーズ)

詳しい内容については、当社営業部へお問い合わせください。

お問い合わせ

ユカインダストリーズへのお問い合わせ・資料請求のご依頼は、お電話もしくはメールフォームより承っております。 お気軽にお問い合わせください。