【論文】微量セルロース繊維を試料とする電気絶縁紙劣化診断法の開発

<論文要旨>
変圧器内部で使用されている絶縁紙の劣化度合いを表す“平均重合度(DP)”を測定するためには、変圧器から絶縁紙を1g程度(長さで50cmから1m程度)採取する必要があります。この場合、サンプルを採取した箇所について絶縁回復処理が必要で、作業が大掛かりとなる上、絶縁上のリスクも高くなるため、使用中の変圧器の巻線絶縁紙のDP測定は、一般に非常に困難となります。そこで当社では、絶縁紙を切り取ることなく、絶縁紙表面や端部から毛羽立つごく少量のセルロース繊維をサンプルとして用いて絶縁紙の平均重合度を推定する手法を開発しました。

電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) Vol.139 No.2 pp. 130-135(2019年)
タイトル:
「微量セルロース繊維を試料とする電気絶縁紙劣化診断法の開発」
著者:
吉田昌展(中部電力)
小西義則, 加藤雅道(ユカインダストリーズ)
DOI:
https://doi.org/10.1541/ieejpes.139.130

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