<概要>
油入変圧器には各所にシール材が用いられている。シール材は長期間の使用により劣化が進行するため、適切な時期に交換する必要がある。しかし運転中機器からシール材を採取できるのは撤去時やオーバーホール時のみであり、シール材を採取せずにシール材の劣化を検出する手法の開発が望まれていた。本研究ではシール材の外部診断手法構築を目的に、加振試験によるシール材の劣化評価手法の開発を試みた。本報告では、劣化評価手法の基礎的検討として, フランジ構造を模した試験容器を製作し, 試験容器に挟み込んだシール材の特性を加振試験により検知可能か検討した結果を報告する。
令和元年電気学会 電力・エネルギー部門大会(2019年9月)にて発表。
タイトル:
「加振試験による油入変圧器シール材劣化評価の基礎的検討」
著者:
佐藤学, 小西義則, 長谷川真之(ユカインダストリーズ)
富永英明, 柳拓也(東北電力)
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