設備の不具合などの原因調査、現象解析など、当社の化学分析・解析技術をご活用ください。混入異物の分析、漏油などの油種判定など、様々な課題解決をお手伝いいたします。
各種特殊試験や評価方法の開発等、委託研究、共同研究についてもご相談ください。
IEC規格・ASTM規格など海外規格での試験に関しましても、お気軽にお問い合わせください。

保有機器紹介
ガスクロマトグラフ(GC)

揮発性の成分をカラムに通し、カラム固定相と成分の相互作用(吸着、分配など)により分離測定する分析装置です。カラムから溶出するまでの時間(保持時間)で成分を同定します。
当社では、油中ガス分析で使用するGC-FID(水素炎イオン化検出器)、TCD(熱伝導度検出器)のほか、電気陰性度の高い化合物(有機ハロゲン化合物など)を選択的に検出できるECD(電子捕獲型検出器)とリン化合物、硫黄化合物を選択的に検出できるFPD(炎光光度検出器)を備えたGCを保有しています。これら検出器の特徴と最適な前処理を組み合わせ、絶縁油などに含まれる各種微量成分の分析が可能です。

当社での分析事例

  • エステル油中フルフラール分析(ECD検出器 
  • 油中DBDS分析(FPD)検出器
  • 油中硫黄化合物(スルフィド・スルホキシド等)分析 など
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)

GCの検出器として質量分析計(MS)を使った分析装置です。保持時間で物質の種類を判定するGCに対して、分離した成分の質量情報をMSで解析し、物質の同定を行います。また特定の質量数に着目して分析する事で、高い選択制と高感度分析が可能であり、絶縁油中の微量成分の分析などに対して極めて有効な分析装置です。

当社での分析事例

  • 油中微量成分の定性・定量分析
  • 油種判定
  • 異物調査 など
フーリエ変換赤外分光分析計(FT-IR)

物質に赤外光(波長2.5~25µm)を照射すると、分子構造に応じて特定波長の赤外線を吸収する現象が観測されます。この波長と吸収の関係を赤外吸収スペクトルといいます。赤外吸収スペクトルは物質毎に固有であるため、赤外吸収スペクトルを調べることで、物質の同定や分子構造を解析することが可能です。

当社での分析事例

  • 酸化防止剤(DBPC)の定量分析
  • 油種判定
  • 異物調査 など
紫外可視分光光度計(UV-VIS)

試料に紫外-可視領域の光を照射し、その吸収を測定する分析装置です。吸収スペクトルから試料の物理的、化学的性質が解析できるほか、物質の濃度を測定する定量分析に利用される分析装置です。

当社での分析事例

  • 絶縁油中溶解銅量の分析
  • 過酸化物の分析 など
液体クロマトグラフ(LC)

ガスクロマトグラフが気体状の試料を分離分析するのに対し、液体クロマトグラフ(LC)は液体試料の分離分析を行います。主として揮発性の低い成分が分析対象となります。LCは分離モードが多様(順相、逆相、イオン交換、サイズ排除)なため、様々な成分の分析に適用できます。

当社での分析事例

  • BTA分析
  • 油中微量成分の定量分析
  • 分子量分布解析 など
エネルギー分散型X線分析装置付き走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)

試料に細い電子線を当てると、試料表面から二次電子が放出されます。電子線を当てる位置を少しずつ走査しながら放出される二次電子の多い少ないを検出し、それを1枚の画像とすることで試料表面の凹凸を観察することができ、一般的な光学顕微鏡では観察できないより微細な表面構造が観察できます。
また物質に電子が入射すると二次電子の他にX線などの電磁波が放出されます。このX線は元素固有のエネルギー(波長)を持つため、X線のエネルギーを顕微鏡内部に設置したエネルギー分散型X線分析装置(EDS)により測定することで、元素分析を同時に行うことが可能です。

当社での分析事例

  • 微細表面観察
  • 異物調査
  • 油中夾雑物分析 など
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